「旦那と妹の不倫が発覚。私と別れて妹と結婚する」と告げられた松原由里子は、目の前が真っ暗になる思いだった。32歳の由里子は、フリーランスのイラストレーターとして地道に仕事を続けていた。そんな彼女を支えるはずの夫・年数は、なんと妹・もえみと関係を持っていたのだ。さらに夫は「やっぱり女は若い方がいい」「お前はもう年だ」と心ない言葉を浴びせ、もえみとの結婚を本気で考えていると告げる。傷ついた由里子が母に相談すると、母は驚くほど落ち着いた声で「あら、ちょうど良かったじゃない」と言った。由里子が戸惑う中、母は「すぐに分かるから見ていなさい」と意味深に笑う。その言葉通り、離婚後に年数が選んだ新しい人生の真実が明らかになる。彼が「会社社長」と信じていたもえみは、実際には高額商品の販売にのめり込み、借金を抱えていた。夢見ていた生活は崩れ、年数は由里子への慰謝料や生活費に苦しむことになる。一方、由里子は離婚後、母との穏やかな時間を取り戻し、仕事も順調に成長していた。かつて「ただ絵を描いているだけ」と見下されていた彼女は、今では以前より多くの収入を得るほど成功していた。