家の台所に立ってさ、あたしンちのお弁当を再現してみたんだ。最初は「一品豪華主義」って思ったんだけど、現実は「品貧弱主義」になっちゃった。具材を切っている途中で、ちょっと無理かなって思ったんだけど、なんとかなるって信じて頑張った。結局、完成したお弁当は見た目は普通だけど、一口食べてみたらびっくり。美味すぎて、昔のお母さんのお弁当を思い出したよ。シンプルな卵焼きと焼き鮭、そしてほどよく塩が効いたおにぎり。あの頃の味が、この手で再現できるなんて感動しちゃった。やっぱり、料理は心だね。自分のお弁当がこれ程美味しいなんて思わなかったよ。また作ってみようかな。