今の穏やかな姿からは、とても想像できない。 かつて日本の芸能界には、息をのむほどの美貌で人々を圧倒した女優たちがいた。年齢を重ねた現在の姿とのギャップこそ、彼女たちの魅力をいっそう際立たせている。一人目は富士真奈美。今はひょうひょうとした上品な雰囲気のあるおばあちゃんだが、若い頃は誰もが振り返る超絶美人だった。作家や俳優から次々に言い寄られ、資生堂の専属モデルにも抜擢。顔だけで十分勝負できる女優と称賛された。二人目は梶芽衣子。現在も凛とした空気をまとっているが、若き日は鋭い眼差しと圧倒的な存在感を放つクール系の美人だった。「自分の顔が嫌い」と語るほどストイックで、その美学が唯一無二の魅力となった。そして三人目は松坂慶子。可愛さと色気を兼ね備え、日本女優史でもトップクラスの美人と呼ばれた。『男はつらいよ』のマドンナ役では、全国の男性を虜にしたとも言われ、今の姿からは想像できないほど華やかな美貌を誇っていた。