サッカー日本代表のユニフォームが「サムライブルー」として広く親しまれている鮮やかな青色である一方、その色の選択に違和感を覚える人も少なくありません。多くの国が国旗の色を基調にユニフォームをデザインしている中で、日本代表はなぜ青色なのでしょうか?そこには興味深い歴史が隠されています。その始まりは1930年代の極東選手権まで遡ります。当時、日本代表は東京帝国大学の選手を中心に構成されており、彼らのユニフォームであった水色をそのまま採用したことが由来です。この伝統が受け継がれ、日本代表の象徴的な色として「青」が定着していきました。しかし、1989年に一度だけユニフォームが赤色に変更された時期がありました。当時の監督である横山謙三氏が「日の丸」の色である赤を採用することで、国際的な強豪国に合わせようと試みたのです。しかしその結果、評判は芳しくなく、ワールドカップ最終予選でも敗退を喫する苦杯を舐めました。この低迷が影響し、青色のユニフォームがわずか3年後に復活。その後は再び「サムライブルー」として日本代表を象徴する色となりました。