「ババアは入学式に来るな!」六花の冷たい一言に、私は決心した。10年以上育ててきたけど、暴言は日に日に酷くなるばかり。夫もそれを放置し、私の存在は空気のようだった。入学手続き?制服の準備?全部夫に任せた。入学式の朝、二人が寝ている間に家を出た。新居のテーブルには離婚届を置いてきた。数時間後、夫から怒鳴り声の電話が。「手続きも何もできてないじゃないか!」私は静かに答えた。「任せるって言ったのはあなたたちでしょ?」その後、六花は入学式に出られず、学校でも噂になった。私は新しい生活を楽しんでいる。やっと、自由になれた。