25歳、3年目社員の渡辺。毎朝の通勤でエレベーターで会う同僚・ゆりちゃんは、清楚可憐の代名詞。幼少期から名門お嬢様学校に通ってきた彼女は、まるで手の届かない桜の花のようだ。そんな渡辺は、ひそかに彼女に憧れを抱いていた。ある日、会社に来た謎の電話。「ゆりさんと交際している者ですが、最近連絡が取れなくて…」と酔った男性の声。渡辺の心に不安が広がり、翌日ゆりちゃんへそっと「困っていることはない?」と尋ねるも、「大丈夫です、相談してますから」と柔らかな笑顔で返される。しかし、その後の飲み会で訪れた彼女の意外な一面が…。彼女は、男性からもらったプレゼントを冷笑し、自分のために使い分けていた。あの清楚系の振る舞いは表向きだけ。「ストーカー扱いすることもあるんだけど、問題ないわ」と悪びれない態度に皆が絶句。