家族の絆が崩れ始める中、長男の嫁と次男が不倫関係にあるという事実が明らかになる。姑である圭子は、息子たちと同居を続けてきたが、その影で次男と長男の嫁が密かに会い続けていることに気づく。一度はその関係を断ち切ろうとするも、次男と嫁の行動は慎重を重ね、証拠を掴めずに圭子の疑念は深まるばかり。風邪で起きたある夜、圭子は物陰から目撃してしまう衝撃の場面。　一方で、不倫を知りながらも冷静さを保つ長男は、すでに不倫の証拠を掴んでおり、離婚を有利に進めるために策略を練っていた。長男は妻への愛情を失い、不倫を原因に周囲の誤解を招かない形で離婚を望む。しかし、妻は次男だけでなく結婚前から複数の男性との関係を持っていた事実を隠し続けていた。　家族のバランスを壊さずに事態を解決しなければならないと追い込まれる圭子は、自分にとって大切な息子たちのどちらかを見捨てるような選択を迫られる。歪んだ愛情と綻び始める家庭。それを修復する手段はあるのだろうか。圭子の葛藤は深まるばかりで、家族としての絆を再び取り戻せる日は来るのか、その結末が静かに待たれる。