ある日、妹と座っていた時のこと。「そこに三個あるよ。中にお金が入ってるんだけど、いくらか分かる?」と突然言われた。妹は驚きつつ、「いくら?」と聞くと、「一万円です」と即答された。 「当てたらあげるよ」と言われ、妹は一瞬で緊張した。手の平に汗がにじむのを感じながら、「え、マジで?」と確認する。私はニヤリと笑い、「早く選んで!」と急かしてきた。 「せーの!」の合図で、妹は勢いよく一つを指さした。「これだ!」と思った瞬間、私が「じゃあ、開けてみて」と言う。ドキドキしながら蓋を開けると——中は空っぽだった。 「え!?どういうこと!?」と驚いていると、「不意打ち、やめてほしい?」と一言。まんまとやられた瞬間だった。でも、これが妹との楽しいひとときの醍醐味だ。