77歳の岸本ひろ子は、長男哲夜とその妻麻里子に実家から追い出されようとします。光熱費の節約が目的で同居を提案されたものの、麻里子とのコミュニケーションが取れず孤独を感じる日々を過ごしていました。最終的に長男夫婦に家から出て行くように求められたひろ子は、次男僚太の新居に住む決心をします。僚太とその妻里美はひろ子を暖かく迎え入れ、快適な生活を提供します。それに対して、実家を立ち退くことになった長男夫婦は、ギャンブルや買い物で金銭トラブルを抱え、経済的に困窮した状況に陥ります。ひろ子は縁を切り、次男夫婦と平和に暮らすことを選びます。