76年ぶりに返還された東京の米軍基地跡地を訪れる機会がやってきた。普段は立入禁止だったその場所は、今や新しい未来へと開かれ、あちこちで大規模な開発が進行中。敷地内はもちろん、周辺にも興味深いスポットがたくさんある。辺りを散策すると、かつての軍事施設の面影が意外にも残っていることに驚いた。古い建物が今の都会の風景と交じり合う姿は何とも不思議だ。高いアンテナが立ち並び、当時の通りがそのまま残された道を歩くと、かつての賑わいが感じられる。北側には新しい公共施設が多く立ち並び、南側は公園として整備されつつある。歩きながら過去の基地から現在の変化を考えると、時間の流れに思いを馳せざるを得ない。