鳥取県の日本海に突き出している場所、長尾鼻。鳥の長い尾のような形をしたこの絶景スポット、一歩踏み外せば即死の危険がある絶壁の名所。それにしても何故この場所はそんな名前がついたのか?数百万年前、大きな火山活動が起きて溶岩が谷を埋め、その荒波に浸食されて長尾鼻の特異な形が生まれた。さらに、大送り主のみとやかみ姫がデートしていたという伝説が残る。急なサメの襲撃により、送り主は血止め池で傷口を洗って血を止めたという話がある。弥生時代には青谷が港として栄え、長尾鼻は船の目印となり、江戸時代には北前船の寄港地として賑わった。昭和二年には灯台が建てられ、現在も使われ続けている。しかし1981年、青谷町に原子力発電所設置計画が持ち上がり、地元住民の反対運動が勃発。計画は土地の共有化により阻止された。