風見しんごの家族に降りかかった不幸は、誰にでも起こりうる悲劇の物語です。2007年、長女のエミルちゃんが事故で命を落とし、家族は深い悲しみに包まれました。彼女を失った後、次女のふみちが突然「私はエミル」と言い始めたのです。それは、家族にとって驚きの瞬間であり、何か特別な絆を再認識させるものでした。その後、風見しんごと妻の奈央子さんは次の子を待ち望むものの、8か月後には胎児の心臓が止まっていることがわかり、再び深い悲しみが訪れました。奈央子さんは、「エミルがいなくなったばかりで、なぜこんなことがと悔やみましたが、天国のお姉ちゃんに甘えてね、と送り出しました」と振り返ります。