年が明け、新たな年を迎えた頃、貴は製薬会社の宣伝部に勤めながら新しい生活に順応していました。一方、健太郎は広告業界で活気ある毎日を送っています。そしてある夜、隆が仕事から帰ると、台所で健太郎が手際よくカレーを作っている光景が広がります。楽しい食卓のひとときの中で、健太郎から突然の徴兵命令が告げられ、二人は別れと未来を約束します。翌朝、健太郎が福岡に向かって旅立ち、別れの瞬間が訪れます。 また、ノブの元に二郎が思いがけず帰宅し、戦争による船の公開中止の知らせが伝えられますが、再会の喜びが束の間の安らぎをもたらします。戦時中の浅田家には様々な葛藤が渦巻き、早吉と玉次がそれぞれの信念に向き合う姿が描かれています。宗吉の沈黙の中での行動、玉次による家族を守る選択など、登場人物たちの人間味が見どころとなり、視聴者に深い感動を与える回となりました。