2023年に行われた全国公立高校入試の地理選択問題の世界編について、詳細に解説します。今回の解説は北海道から愛知県までの24問を対象にしています。地理の試験対策として、よく出題される問題を各都道府県から一問ずつ選び、具体的な解説を行います。まず、北海道の問題に注目します。問題の中心に描かれた地図は、国連旗にも用いられている北極中心の世界地図です。地図は正確な方位と距離を示しています。次に青森県の問題です。ラバト、カイロ、カルグール、ウェリントンの気候を比較し、ウェリントンの特性を理解します。南半球に位置するウェリントンは、降水量がまんべんなく一年を通して多いのが特徴です。次に岩手県の問題では、アジアのモンスーンが人々の生活に及ぼす影響について考察します。この地域では、季節風が農業に重要な役割を果たし、多くの地域で年に二回の米の収穫が可能です。本記事では、各県で頻出する問題とその解答例を通じて、効果的な入試対策を提供します。次回は三重県から沖縄県までの問題を解説していく予定です。