正男とヤスコは、定年退職を迎えて新たな生活を始めることにしました。貯金3000万円と毎月の年金18万円で余裕のある老後を期待していましたが、その安心感は少しずつ崩れ始めます。 孫へのプレゼントや旅行、イベント参加など、予想以上の支出が重なり、さらには夫の病気による医療費や家の修繕費が加わり、貯金は急速に減っていきます。さらに、息子夫婦への支援やリフォームの追加費用、不動産投資の失敗などが追い打ちをかけ、二人の貯金は半年で消えてしまいます。これによって、彼らは計画通りにいかない老後の現実に直面し、第二の人生の難しさを思い知らされることになりました。