御朱印帳を手にした時、多くの人が一度は迷う疑問があります。それは「御朱印はオモテ面だけにいただくものなのか、それとも裏面にも書いてもらってよいのか」ということです。この点については、実はさまざまな考え方があります。しかし、本来の御朱印帳の作りを見ると、両面を使用できるように作られているという説があります。御朱印帳の紙は一枚に見えても、実際には二枚の紙を重ねた「合わせ紙」になっており、昔は御朱印帳を掛け軸などに仕立てる際、表裏どちらにも書かれていることが重要だったとされています。そのため、伝統的な考え方では裏面にも御朱印をいただいて問題ないと言われています。一方で、現代では墨や朱印が裏側へにじんでしまうこともあり、美しく保存したい場合はオモテ面だけを使う人も増えています。現在はデザイン性の高い御朱印帳も多く、思い出をきれいな状態で残すために一冊をオモテ面だけで大切に使い終え、新しい御朱印帳へ移るという方法も一つの選択肢です。