どんな巨額の契約金を提示されても動かせない男、それが大谷翔平です。ナイキから提示された契約金は驚異の10億円以上。「スターは我々と契約すべきだ。金ならいくらでも出す」と説得された彼が、それを拒絶した理由は驚くべきものでした。彼が選んだのはニューバランス。金銭面では劣る契約にもかかわらず、彼が提示した唯一の条件は、全国の小学校にグローブを寄贈するプロジェクトの支援でした。このプロジェクトでは全国約2万校に計6万個のグローブを届けるという壮大な目標が掲げられていました。ニューバランスは当初、この要求に困惑しました。費用負担は膨大であり、自社に数億円の損失をもたらす可能性がありました。それでもなお、「子供たちに野球の楽しさを知ってもらいたい」という大谷の強い思いは揺るがなかったのです。