昭和50年代、日本の中学校はまさに戦場のような場所でした。当時のヤンキー文化が爆発的に広がり、突っ張りやスケバンと呼ばれる不良たちが校内外を騒がせていた時代です。長ランやドカンといった変形学生服で目を引き、カバンの薄さを競い合うなど、不良のステータスは外見で決まる部分も少なくありませんでした。また、赤や白のテープをカバンの取っ手に巻きつけて喧嘩の意思表示をするという、まるで漫画のような行動も日常的でした。ヤンキーが象徴的に使ったのがオキシドール。保健室で髪を脱色する光景がよく見られたことは、今となっては驚きです。また、パンチパーマ、タクティクスの香水、エナメル靴など、細部にまでわたる彼らのファッションへのこだわりは「ただの不良」と片付けられない独自のスタイルを形成していました。