高市内閣をめぐる世論の変化が大きな注目を集めている。時事通信の世論調査では、内閣支持率が49%まで低下し、ついに40%台へ突入した。特に60歳代では支持率の落ち込みが顕著で、前月から大幅な下落を見せたという。その背景として取り上げられているのが、皇室典範改正をめぐる「男系男子の養子案」だ。元朝日新聞記者のジャーナリスト・佐藤章氏は、この問題が高市内閣への不信感につながった可能性を指摘している。現在議論されている案では、旧宮家の男系男子を皇族の養子として迎え、将来的な皇位継承につなげる可能性が検討されている。しかし、この案については過去にも議論され、2005年の有識者会議では国民の理解を得ることが難しいとして採用されなかった経緯がある。佐藤氏は、天皇陛下が特に強い懸念を抱いている点として、この養子案を挙げた。長年交流を続けてきた社会学研究者の証言として、「上皇陛下が以前否定したものを、なぜ今になって再び持ち出すのか」というお気持ちがあったのではないかと伝えている。また、参議院での議論では、伝統や男系継承を重視する意見も相次いだ。一方で、愛子さまの将来や皇族としての人生、人としての自由をどう考えるのかという視点も大きな論点となっている。