探偵事務所の無機質な会議室。依頼者のサトウ(仮名)は、数ヶ月前から会話を拒み、三歳の愛息を放置して夜な夜な繁華街へ消える妻・美香の不貞を確信していた。「不審な写真やLINEのハートマーク…これでもしらばっ気る気か?」 対峙した美香は「子供を車から助けてくれた恩人よ!プライバシー侵害で訴えてやる!」と逆ギレし、ふてぶてしい態度を崩さない。挙句の果てには、言い逃れのできないラブホテルへの密会写真を突きつけられても、「疲れたから休憩しただけ。中で何もしてない証拠でもあるわけ?」と、嘲笑混じりに開き直ってみせた。だが、その絶対的な優位は一瞬で崩壊する。探偵の手によって、不倫相手の男性の「本妻」が静かに部屋へ招き入れられたのだ。冷徹な怒りを宿した本妻の眼差し、そしてダブル不倫が完全に露呈し白日の下にさらされた瞬間、美香の顔から血の気が引いた。数秒前までの強気な態度が嘘のように、彼女はその場に崩れ落ち、完全降伏するしかなかった。