皇室内部で、これまで語られることのなかった一幕があった。愛子さまが公務に本格的に参加されるようになった頃、ある宮中行事を巡り、思いがけない緊張が走ったという。当時、皇嗣妃である紀子さまが、愛子さまの役割の範囲について強い意見を持たれたとされる。伝統に従った厳格な対応を求める声に、宮内庁内にも微妙な空気が漂った。その時、常陸宮妃・信子さまが静かに、しかし力強い口調で言い放たれた。「では、これ以上の関わりは持たないでいただきましょう」突然の言葉に、その場の空気が一瞬で凍りついた。信子さまは長年、愛子さまの成長を温かく見守ってこられた。皇族としての自覚を持って努力する愛子さまを、誰よりも理解していたのだ。「愛子さまは、皇室の誇りです」信子さまの毅然とした姿勢が、それ以上の干渉を食い止めた。それ以来、愛子さまの公務については、本人の意思と適性を最大限尊重する流れが確立されたという。