韓国が9年間にわたり繰り返してきた日本の大使館建設計画への妨害。その最後通告とも言える「撤回」の一報が世界を震撼させた。日本政府の静かな動きに対し、韓国メディアは「日本の敗北」と報じたものの、それは本当に敗北なのか?この問いに真っ向から挑むのは、東京での日韓問題を熟知するベテラン記者、長山だった。彼女は8年間分の取材メモをめくる中で、一つの事実に気づく。日本はこの9年間、どんな困難にも怒号を上げることなく、ひたすら沈黙を続けていた。何度も計画を変更し、条件を受け入れ、譲歩を繰り返したその背後に隠された意図を知るべく、彼女はソウルの静かなカフェである元韓国外交官と接触する。