人手不足に悩むある飲食店の経営者が、SNSに「外国人のアルバイト募集」とだけ掲載した。すると、意外な反応が殺到した。「日本人を先に雇えよ」「順番が逆じゃないか?」――。多くのユーザーが、国内の労働力にまず目を向けるべきだと指摘したのである。確かに、技能実習生など外国人労働力の受け入れ拡大は議論されるが、国内にはまだ働く意欲のある若者や、再就職を目指す人材が存在する。彼らに十分な機会が与えられていない現状で、最初から外国人に頼る姿勢に、違和感を覚える国民は少なくない。「外国人雇えないから日本人」という本音は、雇用政策の順番と優先順位への根本的な疑問を投げかけている。労働力不足の解決は、まず自国の人材を最大限に活かす努力から始まるのではないか。その当たり前の原則が、今、改めて問い直されている。