昭和天皇がどんなに高い地位にあっても、無駄遣いを嫌い、「ものを大切にする」姿勢を貫いていたことは、多くの人々に知られています。必要とあらば服を繕い、日用品も最後まで使い切る。その謙虚な生き方は、戦争と食糧難という苦境を経験した時代背景とも相まって、国民の心に深く刻み込まれました。そしてこの精神が現代に蘇るきっかけとなったのが、愛子さまの存在です。青年行事の際、新たにティアラを誂えることなく、黒田清子さん(旧・紀宮さま)のものを借りられたという報道は、多くの喜びと尊敬をもって迎えられました。「これこそ皇族の品格」「豪華さよりも慎み深さが尊い」とSNSを中心に称賛の声が広がり、コロナ禍で苦しむ人々の心に温かな明かりをともしました。昭和天皇と愛子さまが共通して示されるその「慎ましき品格」。それは派手さや豪奢さとは無縁でありながら、国民と共に生きるという崇高な精神の表れです。時代を超えて受け継がれるこの思いに、私たちも改めて胸を打たれます。