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老後、お金がないより1000倍怖いこと
2026/06/15
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老後において「お金がない」ことよりももっと恐ろしいことがあると、人は歳を重ねて初めて気づく。それを痛感したのは、私が七十歳を超えたときだった。一つ目の恐怖は、毎日目的のない日々を送ること。朝目が覚めても行く場所がない。そして、今日やるべきこともない。誰とも会う予定がない冷たい現実に心は打ちひしがれる。かつては「もう嫌だ」と感じていた仕事が、今では懐かしくて仕方ない。二つ目は孤独。スマホは一日中静まり返り、子供も自分の生活で手一杯。親友たちは歳月とともに一人ずつ姿を消していく。三つ目は身体の衰え。どれほどお金を持っていても、自分の足で歩けず、自分の手で食事が取れなければ、それは苦しみでしかない。そして最も恐ろしい四つ目。誰にも必要とされなくなる瞬間。そばにいてくれる相手がいなくなり、「生きる理由」が消えた時、真の孤独に襲われる。「あの人がいてくれて良かった」と思われる存在、それが必要なのだ。健康、愛、そして待ってくれる誰か――それこそが人生最大の財産である。

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