最近、秋篠宮家に対して以前には考えられなかったほどの批判が集中している中、美智子さまが沈黙を貫かれていることに違和感を抱いた方も多いことでしょう。しかし、この沈黙の理由、そして皇室が直面している危機の本質は、想像以上に深く半世紀以上前の事件に遡ることとなります。昭和時代、皇室とメディアは一体となり、情報統制のもとで完璧なシナリオを作り上げていました。その象徴が、浩宮様(現在の天皇陛下)、紀宮様(現・黒田清子さん)の誕生に絡む数々の報道です。「兆し」として早期に情報が公開され、母親の健康管理のみならず国民の期待をコントロールする高度な情報戦略が進行していました。しかし、これは美智子さま自身にかかる重圧を軽減するための策であった一方、現代の情報社会には通用せず、現在の皇室がその反動で揺さぶられるきっかけともなったのです。美智子さまが引退後、一切のコメントを控えている理由。それは、かつてのようなメディアと皇室の協力的な関係が崩壊したことへの痛切な実感ゆえではないでしょうか。情報統制が破れた今、皇室は容赦ない批評に晒されており、その沈黙が深い意味をもつ背景が浮かび上がります。