10月1日、公明党が長年にわたる連立からの離脱を表明し、政権に大きな衝撃が走った。その翌日、高市早苗総裁は驚くべき行動に出た。日本維新の会の遠藤国対委員長に電話をかけ、「国民民主党はもう当てにできない」と告げたのである。この一言は、単なる個人の見解を超え、国民民主党との決別と維新との新たな連携の始まりを強く示唆していた。高市総裁は、公明党との連立を失ったこのタイミングで、早期に新たなパートナーを模索する合理的な決断を下したと言える。彼女は、玉木雄一郎代表の曖昧な態度を見逃すことなく、優柔不断さが政権全体のリスクにつながると判断したのである。維新の改革路線は高市政権の目指す方向と一致しており、共に進むことで新しい政治の潮流を形成しようとした。