茨城の海岸にある天然ガスは、埋蔵量が千億立方メートル以上とされ、日本を石油大国に変化させる可能性があります。2020年、茨城大学と北海道大学の研究チームがこの秘めたる潜在能力を発見し、多くの期待が寄せられました。しかし、なぜこの資源を活用しないのでしょうか？それは、莫大なコストと時間が原因です。海底からの採掘には多額の資金と数十年単位の時間が必要。採算が取れる保証がなく、高リスクに見合わないのです。そのため、日本は今も石油を輸入。現実的な選択肢として、安価な外国産に頼ることが続けられているのです。