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なぜ新名神は全線開通できないのか?
2025/05/15
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現在の新名神高速道路では、滋賀と京都の区間が不自然に途切れていることに気づいた方も多いでしょう。この区間が繋がれば、東西の移動がさらに便利になると誰もが感じるはずです。しかし、この未完成には深い政治的背景が関係しています。約20年前、小泉首相は膨張する国の借金削減を目的に、国営企業の民営化を推進しました。その一環として、高速道路を管理していた日本道路公団も改革の対象となります。当時、赤字続きだった道路公団を引き継いだ新チームは、迅速にコスト削減を実現するため、高速道路の建設計画を見直し始めました。その中で目をつけられたのが、建設途中だった新名神高速です。本来、片側三車線で計画されていたものの、高額な建設費用が問題視され、二車線へ縮小されました。さらに、滋賀と京都の区間については、既存の軽事バイパスや第二京阪道路の存在から「新たに建設する必要はない」と判断され、計画が先送りとなったのです。こうした背景が原因で、新名神高速道路は未だ全線開通に至っていないのです。

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