ロッテ対西武戦。ロッテが初回で2点を先制し、なおもワンアウト一、三塁のチャンス。打席には福浦和也。涌井の速球が膝に直撃し、場内が一瞬凍りついた。次に打席に立ったのは、ホームランを狙っていた神戸。この試合で涌井の高めの直球を見事に捉え、打球はスタンドへ一直線。神戸は二塁を回ると、両手を突き上げベンチ前で感情を爆発させた。その後、涌井が神戸への報復を匂わせるように連続で内角球を投げ、ついには死球。これに西村監督が激怒し、両軍入り乱れた乱闘寸前の状況に。西武の渡辺監督は「狙ったわけじゃない」と弁解したものの、神戸の怒りは収まらない。