中山美穂さんの人生は、輝かしい芸能人生の裏側で、家族への深い愛情と葛藤に満ちた54年間でした。1995年、25歳の中山さんは東京・三鷹に三階建ての一軒家を建てました。それは幼い頃から抱いていた「苦労してきた母に家をプレゼントしたい」という夢を叶えるためでした。12歳の少女が涙ながらに語った約束を、彼女は13年かけて実現したのです。しかし、その後、家族との関係は大きく変化しました。数億円規模の資金問題が浮上し、母親との間には深い溝が生まれ、思い出の家も売却されました。それでも中山さんは周囲に責任を求めることなく、「全部私が悪いんだ」と自分を責め続けていたといいます。幼少期の彼女は決して平坦な道を歩んできたわけではありません。父親との記憶は少なく、母と妹と共に上京。親戚に支えられながら育ちました。母が懸命に働く姿を見て、「私が家族を支えたい」という思いを強く抱くようになったのです。