2004年、皇室の歴史に刻まれる衝撃の瞬間が訪れる。普段は穏やかで国民に寄り添い続ける天皇陛下が、会見中に信じられないほどの怒りを見せたのである。まだ皇太子だった陛下が「雅子に何をするんだ!」と発したその言葉は、会場全体を凍りつかせた。その時間はわずか5秒。しかし、その5秒間に込められた感情の激しさは、誰の目にも明らかだった。当時、皇室皇族男子が40年近く誕生していない状況から皇位継承者問題が浮上しており、そのプレッシャーが皇太子妃雅子様へも大きくのしかかっていた。海外での輝かしいキャリアを持つ雅子様は、保守的な宮内庁との間に軋轢を抱えていた。その状況が、公に語られることは珍しいことだった。