九月十八日、静かに流れた一報が波紋を広げた。改正皇室典範で可能となった旧宮家男系男子の養子縁組。その成立を内外に示す新たな儀式を、宮内庁が検討しているというのだ。表向きは施行前の実務準備にすぎない。だが、養子を皇族として迎える象徴的演出は、国民に「皇室の未来」を強く意識させる。しかも政府は、養子本人に継承資格はないと説明しつつ、将来の議論は未定としている。その一方で、愛子さまをめぐる将来像への憶測も消えない。高市首相は法改正が継承問題を最終決定するものではないと強調したが、制度が動き出した以上、黒田武一郎長官率いる宮内庁の一挙手一投足に注目が集まる。説明次第では、“黒田の乱”と呼ばれる新たな混乱を招きかねない。