息子の結婚式の日、母親は息子から衝撃的な事実を告げられる。息子は母親が亡くなったことになっていると話し、彼女を結婚式に呼んだことに対して不思議な言い訳をする。実は、息子の妻の家族が資産家であるため、母親の存在を葬ったことを告白する。母親はその言葉を受けて冷静に絶縁を宣言し、息子との関係を断ち切る決意を固める。 過去を振り返ると、母親は夫と順調に交際し結婚したが、結婚後は夫の態度が変わり、家庭内で孤独を感じることが多くなった。夫の浮気が明らかになり、最終的に離婚。その後、息子を育てるために働きながら一生懸命に生活を支えたが、成長した息子は暴言や暴力を振るうようになり、母親との関係は悪化する。 息子が成人し、一人暮らしを始めた後、母親は平穏な日々を送るが、数年後、息子が突然帰宅し、謝罪と結婚の報告をする。しかし、母親は息子の謝罪が本心からのものでないことを感じ取り、結婚祝いを求める息子に最後の情けをかけて通帳を渡す。それから数日後、息子は結婚式の準備を進めるが、母親には再び冷たい態度を見せる。