膝の痛みは、痛む場所によって原因も対処法も異なります。前側の痛みでは、膝蓋骨の下にある「膝蓋下脂肪体」の炎症が原因となることが多く、膝を伸ばした状態、または軽く曲げた状態で、お皿の下を親指で優しく30秒ほど押しながら揺らすマッサージが効果的です。内側の痛みは、変形性膝関節症による関節への負担や、鵞足炎が代表的な原因です。関節周囲の筋肉をほぐすことで膝へのストレスが軽減され、痛みの改善が期待できます。特に太ももの内側を軽く圧迫しながら上下左右に動かす方法が推奨されます。また、鵞足炎の場合は炎症部位を直接刺激せず、太ももの内側中央付近をほぐすことで筋肉の緊張を和らげることが重要です。一方、膝の外側が痛む場合は腸脛靭帯に負担が集中している可能性があります。しかし、靭帯そのものではなく、その動きを支える外側広筋をマッサージすることで負担を軽減できるケースが少なくありません。膝のお皿から拳一つ分上の筋肉を肘や指でゆっくりほぐすことで、歩行時の違和感や痛みの改善が期待できます。