愛する夫を、あろうことか最も信頼していた身近な人間に奪われる――。昭和の銀幕を彩った女優たちが直面した、あまりに残酷で悲劇的な裏切りの歴史を紐解く。第3位は淡路恵子。倒産や夫の病気でどん底に落ちた中、必死で看病を続けたが、回復した夫はあろうことか親友と不倫。献身を尽くした末の裏切りに、彼女は「二人がかりで馬鹿にして」と怒りを露わにした。第2位は左幸子。映画界のおしどり夫婦として知られたが、夫は娘の世話を頼んでいた実の妹と密会。離婚後に二人は再婚し、さらに実の娘まで奪われるという、赤の他人よりも過酷な身内の裏切りを経験した。第1位は鳳啓助の妻・京唄子。座長夫人として夫を支え続けたが、可愛がっていた弟子・九重京子と夫の不倫現場を自宅で目撃。さらに九重の妊娠により、彼女は離婚と劇団退団というダブルパンチを食らった。信じていた愛弟子にすべてを奪われる屈辱。その悲劇の深さは、今なお語り継がれる昭和芸能界の闇そのものである。