皇室と音楽の関わりは深く、天皇御一家もその例外ではありません。上皇陛下はチェロ、美智子さまはピアノやハープ、そして天皇陛下はヴィオラを演奏されるなど、楽器への親しみが強く感じられます。一方で、雅子さまのご実家も音楽一家です。母の優美子さんはピアノ、父の恆さんはフルートを楽しまれ、雅子さま自身も幼少期からピアノを習い、小学四年生の発表会では完璧な演奏を披露されていました。 しかし、そのような背景がありながら、雅子さまが人前でピアノを演奏されることはほとんどありません。その理由として、美智子さまの影響が挙げられることが多いのです。美智子さまは幼少期からピアノを習われ、その腕前は趣味の域を越え、一流の音楽家との共演も果たされています。このことから雅子さまは楽器の「かぶり」を避けられたのではないか、と言われています。 真相は定かではありませんが、皇室入り後の雅子さまはフルートを新たに習われ、ピアノに関しては愛子さまに教えられる場面や特別な節目に限り、ひっそりと演奏される姿が見受けられます。その控えめな姿勢に雅子さまの品格が滲み出ています。