国鉄がJRになるとき、どうして7つに分割されたのかって不思議に思うよね。実は、戦前は日本国有鉄道が国直営で、職員は公務員だったんだ。でも戦争が終わってからは状況が変わった。連合国の指示で国鉄は政府から少し距離を置かれることになったんだ。切符の価格や新しい路線を作るには政府の承認があったけど、国鉄内で予算の管理ができたんだ。でも、まだ政府の力が強くて、政治家の地元に採算の合わない路線を作ったり、満員電車問題に苦労したりしてたんだよね。そして、普通の企業とは違って観光やホテル事業もできなくて、結構貧乏だったんだ。それで、政府は民営化を決めて、競争力を持たせたり、国に逆らわないようにするために、JRを7つに分けたんだって感じだね。