巨人で一瞬だけ輝きを放ち、その後姿を消した選手たちがいます。まずは藤村大介選手。彼は俊足とミート力を武器に、ドラフト外れから入団し、四年目には一軍デビュー。なんと打率2割で前半の盗塁王に輝きました。しかし、翌年の盗塁数は半減し、以後は他の選手に出番を奪われ、戦力外通告を受けます。次に高木勇人投手。オープン戦で頭角を現し、ルーキーイヤーから規定投球回数を満たし賞を獲得、新人王候補にも名前が挙がりました。しかし、翌年は成績が急落し、その後は巨人内の人事異動や野上との競争に敗れ、成績が振るわず戦力外となります。最後に福田聡志投手。右の豪腕として希望枠で入団し、七年目に突如覚醒。50試合で防御率1.61を記録しましたが、その一年以外は活躍なく、九年目に不祥事を起こし、無期限の失格処分を受けました。