五月二十七日、皇居宮殿東庭は華やかな光景に包まれました。国賓として来日したフィリピンのマルコス大統領夫妻を迎える特別な場面です。この日、雅子様は柔らかなラベンダーグレーのスーツに身を包み、気品と温もりを体現されました。細部まで工夫が凝らされた装いは、相手国への敬意と真心を深い色彩で示しています。歓迎式典では、自衛隊音楽隊がフィリピン伝統のフォークソングを演奏し、形式を超えた両陛下の思いやりが感じられるひとときとなりました。そして晩餐会では、雅子様が水色の着物を纏い、金色の帯が晴れの舞台に華を添えました。そこには日本の美とフィリピンとの友情を深めたいという願いが込められていました。