「翔平が謝る?そんな必要なんてどこにもない」。テオスカー・ヘルナンデス選手がそう断言したのは、大谷翔平選手が何者かから資金を盗まれるという信じがたい事件が発覚した後のことだった。この事件で浮き彫りとなったのが、元通訳の水原一平被告。ギャンブル依存を理由に大谷選手の口座から約1659万ドルを不正送金していた事実が明らかとなり、騒然とした。しかし、驚いたのはその後の大谷選手の対応だ。米メディアの取材でヘルナンデス選手が語ったのは、大谷選手が「もし一平が追い詰められていたなら、それは自分の責任でもあったかもしれない」と自らを責め、「謝罪したい」と漏らしていたというエピソード。これに対しヘルナンデス選手は「翔平、君に非なんてない」と強く諭したという。