ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手は、アリゾナ州グレンデールで自主トレーニングを行っている。これで5年連続の参加となるが、今回は特に注目が集まっている。元通訳の水原一平被告に有罪判決が下された直後だったが、大谷は明るい表情を見せ、愛車のポルシェで施設に到着。工事関係者との写真撮影にも快く応じた。トレーニングでは、新たにウォーターボールという器具を導入し、投球フォームの確認を入念に行った。また、プライオボールを用いた壁当ても実施。5日間のトレーニングの中で初めて傾斜板を使った投球練習にも取り組んだ。練習中、大谷は時折笑い声をあげ、リラックスした雰囲気で調整を続けた。そんな大谷について、通訳のウィル・アイアトン氏が語った本音が話題となっている。「翔平は楽しそうに練習しているが、唯一の不安は彼が練習をしすぎないかということ。彼の野球に対する情熱は誰よりも強いが、時にはセーブしてあげる必要があるかもしれない」と明かした。大谷は昨年、最高速度や加速度を測定する最新機器を使用し、シーズン59盗塁を達成。さらに、クリケットバットを使った打撃練習など、常に進化を求める姿勢を見せてきた。今年も独自のトレーニングを取り入れながら、二刀流としての完全復活を目指している。メディアでは、大谷の投手復帰に期待と不安が入り混じる声が上がっている。2度の肘の手術、ワールドシリーズで負った肩の負傷を乗り越え、新シーズンに挑む彼の姿勢は、多くのファンや関係者の注目を集めている。大谷翔平の挑戦は、まだまだ続いていく。