創価学会から退会した芸能人たちは、それぞれの物語を持っている。一渡田へは、友人の誘いで入会した最初は新聞紙面で取り上げられるほど活動的だった。しかし、池上彰に出会い、政教分離の重要性について聞いたとき、彼の心には違和感が生まれた。それから活動を停止し、長い時間悩んだ末に退会を決断する。今では学会に対して非常に批判的な立場を取っている。一方、杉田薫は創価学会員の父の影響で入信した。彼は芸術部員として活動しつつも、年金生活者からの過度な寄付募集に疑問を抱いた。退会後には、学会員が自宅に押しかける騒動もあったとか。彼はその経験を著書で赤裸々に語り、多くの読者に衝撃を与えた。これらの退会劇は、個人の信念と社会の接点を考えさせるものとなっている。