年齢を重ねると性欲はなくなる――そんなイメージを持つ人は少なくない。しかし、多くの研究結果はその常識が必ずしも正しくないことを示している。例えば米国の心理学者による調査では、男性は20代後半、女性は30代前半に性欲のピークを迎えるものの、その後も完全に消えるわけではないことが確認された。さらに、日本の調査でも60代の男女の多くが性的関心を持ち続けていることが分かっている。70代になっても一定の割合の夫婦が性生活を維持しており、健康であれば高齢になっても性的活動は十分可能だと考えられている。専門家によれば、性的活動はストレス軽減や免疫力向上、睡眠の質の改善など健康面にも好影響をもたらすという。つまり性欲は年齢とともに変化しても、人生の終わりまで自然に存在し続ける可能性が高い。科学的データは、人間の性が生涯にわたり続くものであることを示している。