日本共産党の山添拓議員は、自衛隊の機能強化や米軍との共同訓練の是非を問う国会答弁で、自らの懸念を強調しました。特に、鹿児島県の基地で展開される米軍のミサイルシステム「タイフォン」と「ハイマース」について、その一時配備後の保管場所や目的に疑問を呈しました。山添議員はこれを日米一体の攻撃体制の象徴として「とんでもない」と批判。宣伝された「抑止力強化」の裏では、現実に起こり得る有事での死傷者医療体制の整備が進んでおり、戦争準備が優先される現状に矛盾を感じると訴えました。これに対し、小泉防衛副大臣らは、自衛隊員の命を守るための医療機能強化は不可欠であり、日本の安全保障環境に対応した抑止力の向上が必要だと反論。同時に、防衛費増額や米軍との協力は、地域の平和と安定に寄与するものであると強調しました。一方で、平時に削減される民間医療の問題を指摘した山添議員は、医療も平和も両立できる政策を求め、軍拡に傾きすぎた政治に警鐘を鳴らしました。この議論には、日本の防衛政策の根本的な方向性や、それを支える社会的コストの分担が問われています。