天才的すぎる頭脳、それが逆に彼女に試練を与えた。片山さつき、小学生の頃からその実力は群を抜いており、地元の進学塾では「君を見ていると未来が恐ろしい」と教師に言わしめるほどの存在だった。将来は東大卒の女性首相になるとすら予言された彼女。しかし、その非凡さは決して称賛だけを呼ばなかった。高校では、名門校で行われる厳しいテストで三年連続トップの座を守り、学校始まって以来の偉業を成し遂げた。しかし、時は1970年代。女子が学問において成功することに偏見が根強かった時代だ。「女なのに成績が良すぎる」彼女に対し、男子からの視線は冷たく、匿名での中傷が絶えなかった。それでも彼女は負けなかった。その鋭い頭脳と圧倒的な努力は予備校でも輝きを放ち、浪人生すら凌ぐトップの地位を維持し続けた。