歴史に名を残す横綱といえば貴乃花を思い浮かべる人は多いでしょう。しかし、そんな貴乃花でも印象に残る横綱がいます。それが千代の富士です。千代の富士は第58代横綱で、他の関取に比べて小柄ながらも筋肉質な体格を持ち、速攻相撲で相手を圧倒しました。貴乃花と千代の富士の対戦は1991年5月12日に行われました。怪我による休場から復帰した千代の富士に対し、貴乃花は見事に勝利しました。後に貴乃花は、「千代の富士の体に触れた瞬間、全身が筋肉に覆われている印象を持った」と語っています。曙や武蔵丸の大きさとは異なり、千代の富士には「横綱の重さ」を感じたと述べています。