2025年7月8日、天皇皇后両陛下はモンゴル国主催の晩餐会に出席されました。この日、陛下はモンゴルで乾杯をされ、大統領夫妻と笑顔で親しく懇談され、そのご様子は温かさと品位に満ちており、会場の誰もが深い感銘を受けました。晩餐会では、モンゴルの旋律と共に日本の名曲「浜辺の歌」が響き渡り、多くの人の心に触れました。この曲は、モンゴルで過酷な生活を強いられた日本人抑留者が故郷を思い口ずさんだとの逸話があります。その後、陛下の演奏が終わると、皇后雅子様は終始暖かな眼差しで陛下を見守られていました。陛下の日々の努力を最も近くで支え続けている雅子様の姿は、深い感動を呼びました。午後には、両陛下は首都郊外の慰霊碑を訪れ、戦争で犠牲になった日本人の御霊に祈りを捧げました。黙祷中、陛下は雅子様を気遣うために、数秒間頭をわずかに上げるという配慮を見せました。この前代未聞の行動は、夫婦としての絆と愛情が自然に表れた瞬間であり、多くの人々に深い感動を与えました。