近藤裕子の物語は、ガンで入院中に夫の洋介から一方的に離婚を告げられることで始まります。洋介は若い恋人と再婚するために彼女を捨て慰謝料として家をもらうと言い放ち、病室から去ってしまいます。祐子は孤独の中で復讐を決意し、闘病生活を続けながら秘策を練ります。実は祐子には投資で得た十億円もの資産があり、それを元に夫・洋介を追い詰める計画を立てていたのです。洋介がその資産を知り焦り始める様子を見て、祐子は制裁を決行します。洋介の身勝手な行動の末、彼は孤独になり、祐子は資産を活用しながら新たな人生を静かに歩み出します。