川はしょっぱくないのに、なぜ海だけ塩辛いのか?
2026/10/20
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川は塩辛くないのに、なぜ海だけがしょっぱいのか。海で泳いだあと、唇に残るあの味は確かに塩だ。だが、それを海へ入れたのは誰なのか――答えは、ひとりの犯人ではない。山と海底が、長い時間をかけてつくった結果である。  雨は岩を少しずつ削り、見えないほど小さな成分を川へ運ぶ。川はそれを海へ届けるが、蒸発するのは主に水だけで、塩は残りやすい。こうして海には成分が蓄積していく。  さらに海底では、熱水噴出口や岩石との反応が起こり、成分の出入りが続く。生き物や海底の泥もまた、塩分を取り除く役目を担う。海はただの塩の箱ではない。地球が書き続ける、巨大な循環の記録なのである。

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